Oct., 2012
・2012年12月8日
ワンマンライブ『Sound JACK Orchestra vol.3』
@梅田Always
やってきました、SJOワンマンライブ!
「ビッグバンドでここまでやるか!?」の盛りだくさんライブのレポートは、
1部:来年から東京で活躍、A.sax堀江有希子
2部:こちらも来年は東京で活躍、我らが団長、Tp神山雄大
のMCコンビがお送りします!
1st Stage:
みなさま、こんにちは。
SJOアルトサックス担当の堀江有希子です。
先日のSJOワンマンライブvol.3 お越し下さったみなさまありがとうございました!
最初から最後まで全力投球したライブの様子をレポートしますっ
まず1stセットから。
1.WIND MACHINE (solist:大村将太ts)
壮快カウント・ベイシーのナンバー。
ビッグバンドの醍醐味が沢山詰まっています。
ダジャレ王・大村氏のソロも、冴えてる!彼はSJOの4ビート番長です。
2.SUMMER TIME (solist:梅本佳余as、石井美帆as、中村優理pf、片山加央里dr)
な、な、なんと、メンバー梅本佳余氏のアレンジ!
funky要素が盛りだくさんなかっこい曲!
ひゅーひゅー♪今回聞き逃した方にも是非聴いていただきたいです。
〜MC〜 ※魅惑の大村ギャグコーナー 堀江ギャグ潰し...ごめん
3.SUNRISE LADY (solist:大瀬戸雅人bs、北林栄里奈tb、市川美和tp)
solistの3人をフィーチャーした渋ラテンナンバー。
今秋より参加してくれている大瀬戸氏SJOライブ初参戦です!かっこいい!
各ソロも渋ーくみんなキメてくれました☆
4.JUST FRIENDS (solist:橋本麻美tb、堤友香b.tb、西川敦子tb、北林栄里奈tb)
SJOのライブでは必ず一曲演るトロンボーンフィーチャー。
ジャズスタンダードとしても有名なこの曲を。
それぞれの個性がよく出た微笑ましい演奏でした。
5.IN A MELLOTONE (solist:岩橋美穂tp、岡田尚子as)
言わずと知れたビッグバンドスタンダード。
サックスソリや、ソロ、スモールバンドと見せ場もいっぱい出てきます。
結成当初より演奏している安心ナンバー。
6.SOMEDAY MY PRINCE WILL COME (solist:ダジャレ王ts、西川敦子tb、大泊久栄tp、中村優理pf)
うひょー!メンバーアレンジ第二弾!!
我らが団長、神山雄大氏アレンジの"いつか王子様が"。
タイトルのイメージを残した、メルヘンな可愛い曲に♪
大泊久栄氏もSJOライブ初参戦。奇麗な音色を聴かせてくれました!
〜MC〜 ※魅惑の大村ギャグコーナー2 ...キャバクラ幕府...
7.COUNT BUBBA (solist:堀江有希子as、大橋加奈子ts)
毎度無謀にもチャレンジしている、GORDON GOODWINのナンバー。
この曲は各セクションにソリがあり、順に重なっていき最高潮に!
聴きごたえも吹きごたえもある曲です。
と、言う最初から濃厚なセットリストでした。
さらにパワーアップする2ndセットにつづく...
2nd Stage:
Howdy~!
ワンマンライブ2ndステージは・・・
チーム最年長、阪神で言えば金本、横浜で言えば番長三浦的立場の僕、あなたのゆうだいがお届けしますよ。
1st stageの興奮も冷めやらぬままに2nd stageが始まりましたよ!
だって間の休憩たったの15分ですもの。
すまん・・・ハモン、ライブの中で曲を詰め込み過ぎた・・・
でも気を取り直して元気にスタートォォォ!と思いきや一人たりねえェェェェっ!
Bassかつおがうんこしてました。Fuck Off!
1. Good News
さわやか&パワフルオープニングチューンです。曲の内容に意味なし!ただ単にかっこよく気持ちいい曲です。
こういう曲はJACKER大得意。Drumかおりんのコールサインに続いて「We
are!」「S・J・O!」と元気よく開始ィィィ!
ボブお得意のリピートするごとにビルドアップする展開部を経て、元気なソリストたちが登場。
明日のSJOを担うお祭り男、TPぴく橋くん。アレンジャーのポストを巡って激しいバトル!A.Saxうめかよ。
さすらいの便所虫、Bassかつお。彼らの熱いソロを経て怒涛のエンディング!
ここで長尺ソロを決めたのは高槻の赤い彗星ことDrumかおりん。通常の7倍は叩いてくれました!さすが大佐だ!
んで、一応二部も挨拶しておきました。SJOのMCを2年にわたりずっと続けてきたお笑いコンビ、ゆうだいとゆっこです。
Sexyすぎてごめんなさい!
ゆうだい「一目会ったその日から!」
ゆっこ「恋の花咲くこともある!」
ゲェェェェーッ!いつもと逆!
2. Work Song
普段は秋のイベントで一通りの曲をお披露目しワンマンに望むのだが、この曲はひっそりと育てられました。本日花開くか!?
リズム隊から徐々に積み重ねられる緊張感あるハーモニーから、お馴染みのあのメロディが更に複雑なハーモニーを伴って登場。こ、これがWork
Song!?
演奏はアーティキュレーションなど細かく決めただけあってなかなかの出来だ。
急成長したTbおくのソロは安定感ある音色と抜群の構成感で展開されるっ!さすがおく!俺たちに出来ないことを平然とやってのける!そこに痺れる憧れるゥ!
そしてステージ通して酷使される緑地の堕天使ことゆうりのPfソロ、最近はソロ活動にも力を入れているA.Saxいしころのソロを経て、冒頭のテーマを再現。
コンミスぱぴこの指揮も冴えわたりました。
3. Dance To Your Heart
私の敬愛する故メイナード・ファーガソン大御大のナンバー。ビッグバンドでこの曲を演奏させてもらえるとは・・・
私は運がいい!
フリューゲルとトランペットを持ち替えて、好き放題吹き倒してきました、ありがとうございました。
エンディングをオブリ的なソロで盛り上げてくれたのは、MCコンビとして腐れ縁の続いている盟友ゆっこon A.Sax。
太い音色と男前なプレイで縦横無尽に暴れてくれました!
4. Computer
我らSJOが結成以来お世話になりまくっている某NN村さんの譜面・CD大セールでこの曲の譜面を発見したとき、
「こ、これは・・・Incredible
Journeyの入っているボブのアルバムの中でも、当時1・2を争う名曲と言われた、あの!」
と中身も見ずに購入!
したら変な曲でした。ホントに当時人気あったのか!?
冒頭は刑事ドラマ、テーマは宇宙刑事シリーズ、展開部はもうわけわからんメロディのタペストリー。
上手に演奏しても上手に聞こえない難曲でしたが、実は隠れファンも多いのだ。
ソロもセクションプレイも急成長!女っぷりにも磨きのかかった、ただ今センター候補生のぱぴこ様on A.Sax。
こいつがいなけりゃ始まらない!ナニワの女拡声器、そのマシンガントークはJR高架下の騒音をも凌駕する!T.Saxの女王様こと大橋姐さんをフィーチャーしてお届けしました。
5. The Greatest Love Of All
安定した生活を捨てて夢に賭ける。今回そんな大きなチャレンジに出るのがSJOのエース、A.Saxゆっこ。
彼女の上京する宣言を受けて、その置き土産に大阪のお客さま方にぶちかましてもらおうと編曲したのがこの曲。
今年惜しまれながらなくなった故ホイットニー・ヒューストンさんのナンバーを、Solistのゆっこと、SJOのTB・TP・SAXとの対話的に編曲してみました。
編曲してみてわかったことは・・・
箸休めのバラードにしようと思ってたのに意外と辛い曲に仕上がったということです(笑)。
この曲終了後にA.Saxゆっこから皆様へご挨拶。音楽をやっていくものとして、一度は上京してチャレンジしてみたいので来年から東京へ行くとのこと。SJOには痛手だけど、こうやって活躍の場を求めて巣立っていくメンバーがいることは刺激にもなるしいいことだ!ゆっこにはビッグになって客演してもらいましょう!
6. Earth Wind and Fire
Medley
そして本公演最後の曲が来てしまいました。
昨年一年間通して演奏したTower of Power Medleyに続いて、熱々Funkメドレー第二弾です。
最後はSJOらしく元気にがっつり盛り上がりましょう!
In the Stone
私ゆうだいの中学・高校時代の思い出の曲。マーチングバンドでよく演奏しました。ばーっと光の指すようなオープニングからFunkyこの上ないテーマが続きます。全編TBセクションフィーチャーで。SJOの誇るこのセクションはおく・えりな・あっこ・つつみの4人のぴちぴちギャル(笑)で構成されております。
Getaway
Stoneからかおりんのドラムソロを経て続くのは、16分音符の連続がきつ過ぎるこの曲。
めきめきと腕を上げるぱぴこ様に敬意を表して、長めにぱぴこ様のソロが展開されるようになっております。
ぱぴこ様曰く「長すぎる」そうです。
そしてSAX・PF・BASSには地獄の6連符フレーズが待っております。9人のうち3人が決まればいい方だというこの箇所ですが、難なく通過しました。さすがJACKER!
September
有名すぎるこの曲を多少ニューミュージック臭くアレンジしてみました。渡辺美里や大江千里みたいな感じですね。
ここでフィーチャーされるのは浪速のキャンディダルファーことA.Saxゆっこ。元気いっぱい夢いっぱいなプレイは絶好調。「困らせてやろう」と多数仕掛けたブレイクもものともせずに吹きまくっております。
Boogie Wonderland
ラストはこのダンサブルなナンバーで〆。このメドレー、自分で編曲しといてなんですがTPがしんどすぎます。が、今回はオフィシャルサポーター、才色兼備のトランぺッターひさえちゃんがいるので大丈夫です。入団してください。お願いします。
そしてここでフィーチャーされるのはSJOの精神的支柱、偉大なるビッグママこと大橋姐さんと、SJOきっての理論派、正統派SAXプレイヤー、平成のダジャレ王ことおおむらの2本のテナーです。
おおむらはソロにいろいろとネタをぶちこんできます。1stではWind
Machineのソロに「あわてんぼうのサンタクロース」を入れていました。ここではSummertimeをいれてます。要チェックです。
リズム隊三連星、ゆうり・かつおのソロを挟んで、最後は全員スタンディングでエンディング!
長い曲を最後までお聞き頂きありがとうございました!
で、めずらしくSJO一度はけてみました。拍手が止んだらどうしようとドキドキです。この小心者!
この間に色々と準備があったので、次代を担う男ピクフルに挨拶を頼んだら5秒で終わりました。処刑します。
で、私マイクを頂いたので、来年以降はあまり参加できない旨を挨拶。皆様今後ともSJOをよろしくお願いします。
そしてアンコールへ向かうのですが、ここでサプライズ。
客席最後尾にいる謎の人物。あの帽子、あの金髪、あの佇まい・・・知っている、僕はあなたを知っている・・・
「今日はアンコール曲にスペシャルゲストに参加頂きたいと思います。From NY、宮武希衣!」
どよめく客席、というかピエロックご一行(笑)。しかしそれ以上に衝撃を受けているSJOメンバーの顔の面白さ。
魂が抜けているおく、馬鹿面しているゆうり、泣き出すあっこ。これぞサプライズ。
一年前にSJOから旅立っていった宮武を迎えて、怒涛のアンコールはこれだ!
EN 昭和歌謡メドレー
まさに掟破り。Alwaysのマスターにも「こんなビッグバンド初めて見た」と苦笑されるこの展開。
木綿のハンカチーフ
アイドルえりなが清楚に歌います。グリーンの花びらみたいなドレスをなびかせて、会場のおっさんのハートを鷲掴み。
間に挟むテナーソロはダジャレ王大村。かに道楽のテーマをぶちこんで来ました。
みずいろの雨
ウイッグとリンダ山本みたいなドレスアップで「あんな娘いた!?」と思わせたのはエースゆっこ。客席を練り歩きながらの伸びやかな歌唱です。
間奏のソロは間もなく処刑のピクフルさん。
絶体絶命
ビートの効いたイントロから飛び出した一昔前のホステス!
かと思いきや現在注目度No.1のぱぴこ姉さん。完璧すぎる振り付けとドスの効いた低音で歌い上げる山口百恵の楽曲はまさにパーフェクト超人!次の日から職場で「百恵」と呼ばれているそうです。
バックのBass+TBのリフに負けじとソロを展開するのは奈良の小動物うめちゃん。
魅せられて
こんな飛び道具を演じられるのはこの人しかいません。お馴染みバンドのお笑い担当大橋姐さんです。
ホントにレースのカーテンをちぎってきたのか!?という衣装もすばらしい出来だ!
おくとあっちゃんによるTBのオブリが素晴らしい!
お嫁サンバ
最後はこんなことする予定なかった私がひろみ郷になってお嫁サンバです。
眉毛にしようと旅館の朝ごはんの海苔を持って来ましたがなかなかつかない。
バックステージでえりなが「これで貼ったらいいよ!」と持ってきたのはオリーブオイルでした。冗談ではない!
今まで出てきた4人の歌姫がコーラスに加わってくれて豪華です!ピアノソロは腹黒エンジェル中村ゆうり!
以上、昭和歌謡メドレーが終了いたしました!
が、JACKERはこれで終わらない!最後はやっぱりこの曲。
大橋姐さんの「ドラム、カモン!」で始めます。すきすきソング。
もう全員バカになっているのでバランスとか関係ありません。各パート爆音です。特にTB。
最前列のぱぴこ様が「後頭部殴られたかと思った」と後で述懐されたほどの音圧です。
ソロは今後の活躍が期待されるA.Saxいしころから、小さな巨人と形容されるTP期待の星りずねえへの熱いリレーの後、本日復帰の宮武へ。サービスで4コーラスやらせてあげました。
あとでおこられました。「長すぎる」と。
最後はやはりスタンディングでのTuttiでエンディングへ。みんな笑顔で演奏が終われて幸せです。
そしてお客様も笑顔でなお幸せです。
ご来場いただいたみなさん、Alwaysの方々、受付などお手伝い頂いたみなさん、本当にありがとうございました。
結成以来あっという間の2年間でした。
決して「すごくうまい」わけではないけれど、バンドのカラーを確立し、無茶な曲の数々もお客様に楽しんで頂けるように仕上げ、えげつないソロの数々にも泣き言言わずにプレイしてきたメンバー達に拍手したいと思います。
仕事の都合で遠方にいくため、ぼく自身今までのように毎回参加できるかわかりませんが、この稀有なバンドに出来るだけ関わり後押ししたいと思います。
てなわけで・・・
今後ともSound JACK
Orchestraへのご声援よろしくお願いいたします!